top>SM作品>コラム(藤堂薫女王様)
SM作品
コラム
東京ミラージュ の藤堂薫女王様がコラムを書いてくださりました。
コラム第十回
 

変態の皆様!お元気にお過ごしですか?
だんだん暖かくなるにつれてパワーアップしてきた藤堂薫です☆

さて、M男性の皆様。皆様は【女王様】に何を求めていますか?
自分の性癖を理解して欲しい?人には言えない恥ずかしい欲求を解消して欲しい?疲れた心を優しく包んで欲しい?罵倒して欲しい?蔑んで欲しい?罵って欲しい?

そう、【女王様】を生業としていると、様々な男性(たまに女性。)の要求に答えなきゃならないの。もちろん、断トツで要求されるのはSMプレイ。性癖の対処。SM クラブだから当たり前よね。
でも時として、【女王様】はSMとは全く関係ないモノを求められる事も。それは悩み相談だったり、擬似デートだったり、絵のモデルなんて事も・・・。SMにこだわらず私に望む事なら、自分の出来る限りのリクエストには答えてきたけど・・・。

先日、プライベートな男友達に頼まれたのは思いもよらないリクエストだったの。プライベートな友達だけど、引き受けてくれたら礼金を払うって。
なるほど。お仕事の依頼だ。
それでは・・・と、気になる依頼内容は・・・
どうやら、付き合ってる女の子が居るらしいが、何度別れ話をしても応じてくれない。プチストーカーになってる。

そんな彼が出した案は、自分はどうしてもMな性癖、で苛められないと満足出来ないと気付いてしまった。だからこれからは女王様に尽くす人生を選びたいから別れてくれ、と言うから、その場に女王らしい格好で居て欲しい。っていうものだったの。彼女はとってもM女ちゃんタイプで、女王様っぽい所なんて全くないから、きっと諦めて別れてくれるだろうって。

冗談じゃない!!色恋の始末はテメーでやりやがれ!!そんな失礼な茶番劇付き合えない!!彼女が可哀想だ!!と、断固依頼拒否したいところだけど、彼も最後の作戦なのか、本気で参ってるのか、懇願してくる。他に上手く別れられる方法があるだろうと、何度も説得しても、この作戦で行きたい!と譲らない。この男・・本気でアホなのか?失礼ながら、バカバカし過ぎて面白くなってきた私は、些少の礼金の他に吉兆の懐石もつけて、渋々承諾。何も口を出さない「その場に居るだけ」を条件に。

そして、本気で気が乗らないまま当日。こじゃれたイタリアンカフェに2人は現れたわ。まだ何も聞かされてない、清純そのもののワンピースを着た彼女は、若干不思議顔。
「この方どなた?何故ココに?」
そりゃそーだ。デートだと思ったら真っ赤な口紅で、真っ黒な背中のバックリ開いたワンピース着てる、自分と正反対の女が居るんだもん、ピックリするよね。
とりあえず「古くからの友人だ」と、紹介されて(コレは真実、うん。)
軽く3人で雑談。何気ない世間話も、イマイチしっくりこない空気に絶えられなくなった私は、アホ男に目くばせ。(早くさっさと終わらせろよ〜〜〜)
アホだけど、私のアイコンタクトには気付く事が出来たアホ男は、早速本題へ。
考えてきた、台詞をまるでアカデミー賞並みに言い始めた。M男らしく。
アカデミー賞並みの演技ではあったけど、彼女、全く信用しない。(そりゃそうだ)
「信じられない、嘘はやめて。絶対別れない。」を繰り返すだけ。
「嘘じゃない、俺はマゾ男だ。君じゃダメなんだ。」必死に訴える彼。
不思議と本当にマゾ男に見えてくる(笑)

グラスの氷が溶けきった位そんなやり取りが行われて、もはや私の存在などナイに等しくなってきた頃、偽マゾ男はバッと私の顔を見ると、強く私を見つめいきなり、椅子の横に四つん這いになったの!!
(オイオイ、何の合図だよ!打ち合わせにないぞー!)

こじゃれたカフェに四つん這いの男。
さすがの彼女も唖然として言葉がないみたい。やり場に困った彼女が私を見つめるので(他の店内の客もね)、深くため息をついて、彼の上に座って一言。
「こ〜ゆう事なの。」(ニッコリ)と、言ってあげたわよ!!
公衆の面前で羞恥プレイ?長年の男友達と?勘弁してよ〜!
私の心の声なんか勿論彼女には聞こえない。

平然と大好きな男に座ってお茶飲んでる私が気に入らないのか、アホ男に見切りをつけたのか、彼女は怒った顔で一言
「変態!!!」
と叫んで終わりにしてくれたわ。

任務完了。

嘘みたいな本当の話。男は単純に喜んでるけど、こっちはどっと疲れたわ・・・。

・・・・しばらくはプレイ中心の女王業でいたいな。
無茶なリクエストは勘弁。

どう?女王様って大変でしょ?

えっ・・?私だけ?(笑)



copyright (C)2004 sm-skipper.com all right reserved